般若

般若
般若1
般若2
女性の嫉妬、怨念、悲しみ、嘆き、これらを一つの面の中に融合して、二本の角を持ち、眉間をしかめて、頬を硬直した鬼女を表現した相貌で、室町時代、奈良に住む僧侶・般若坊が芸術性を盛り込み創作した面という説と仏教の中で般若という事柄を知恵といい、知恵を使って鬼の面を制作したと言うことで般若という説があります。
この作は近江作の面を写した面です。
女性の嫉妬と怒りを表した面で、白般若、般若、赤般若と有り、ぞれぞれ強さに違いがあり、演者が好みに応じて使い分けるようです。
般若は生成、本成(真蛇)に対して中成と言います。
『葵上』『道成寺』